3月9日(金)
寝台急行「きたぐに」の車内からこんばんは。
今日は、帰宅後風呂に入って、奥方に「旅に出る。」と言い残し、一目散に京都駅へ。
ビールとつまみを買って京都駅0番ホームで「きたぐに」の入線を待つ。
懐かしい。
「きたぐに」に乗るのは約30数年ぶり、いやいや40年近く前だ。
家族、親戚一同の大イベント、スキー旅行で何度か乗った。
大きなリュックに荷物をいっぱい詰め込んで、長くて重いスキー板を持って、とても遠くの夢の国に行くような気分でウキウキしていた。
庶民がやっと普通にスキーに行くことができよるうになった時代だったのかもしれない。
多少の無理をしてでも、子供にこんな楽しい思いをさせてくれた両親は、もう他界してしまった。
毎年一緒に行っていた従兄弟も亡くなってしまった。
そして6日後、この寝台急行「きたぐに」も定期運行が廃止される。
時代の流れなのか。
流れて消えてほしくないものもある。
今夜は、この「きたぐに」のゆりかごに揺られながら、ゆっくり思い出を遡り、思いでに浸ろうと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿