2012年8月24日金曜日

「ランス 7連覇剥奪か?!」について

8月24日(金)

残念なニュース。

http://www.nytimes.com/2012/08/24/sports/cycling/lance-armstrong-ends-fight-against-doping-charges-losing-his-7-tour-de-france-titles.html?smid=fb-share

自転車選手としての彼のファンであったか、アンチであったかは別として、あの時代の自転車界を引っ張り、そして盛り上げていた偉大な選手にはちがいない。
好きな人も、嫌いな人も、世界中で彼のレースに熱狂していたのも事実。
パリ、シャンゼリゼで、ランセル(LANCEL)の看板の「L」を星条旗で隠して「ランス(LANCE)」として、フランス人が熱狂的に彼を歓迎していた国際映像のワンシーンが今でもまぶたの裏に残っている。


ジャラベール、パンターニ、ウルリッヒ、ヴィランク、ヴィノクロフ。
ランスアーム・ストロングか活躍した時代に、同じく活躍していたスター選手たち。
彼らもまた、スキャンダルの渦中にいた人たち。
いまだに名誉が回復できないウルリッヒ。

この時代は、あの集団すべてがそうだったのかも。

けど、風邪をひいても薬が飲めない。
擦り傷を負っても、安易に薬を塗れない。
それも正常な世界だとは思えない。
しかも、あれだけ身体を酷使したうえでのこと。

出勤前に熱っぽいから、Y皇帝液を飲んで出勤したら、いきなり犯罪者になるようなもの?!


そもそも、生存の望みが薄いと言われながら過酷な抗がん剤治療に耐えて復活してきた彼。
その抗がん剤はドーピングの比ではない強烈な毒薬のはず。
その薬物の影響を受けた成分やその残留物の可能性はないのであろうか。


いずれにしても、10年もまえのことを今裁いて誰が得をする?
彼のタイトルを剥奪して、ドーピング反応がたまたま出ていた次点の選手に繰り上げていくわけ?
ツールの7回のうち5回をウルリッヒに一旦渡して、また捜査して、ウルリッヒが黒ならまたその次の人になるわけ?


もうこうなると、何が正しいのかわからない。


唯一みんなが思っていることは、健全に、普通にこのスポーツに熱狂したい。
そして感動したい。
それだけだと思う。
 

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