9月9日(日)
昨日マレーシアから帰国。
ちょっと遅めの夏休みを満喫してきました。
5回目のマレーシア訪問、自転車を持たずに渡航するのは初めて。
そして、自転車を持たずに奥方と海外に行くのは新婚旅行以来である。
今回利用したのは AIR ASIA X。
期待と不安のLCC初体験。
往路の片道運賃は、1人10,000円。
それに特別キャンペーンの追加料金320RM(1RM=約27円)を追加すれば、プレミアムクラス、いわゆるビジネスクラスにグレードアップできる。
グリーン車で東京に行くより安いのでは!
迷うことなくグレードアップ!
関西国際空港からの搭乗は、他社と同様ボーディングブリッジからの搭乗で全く違いを感じない。
機内には他社のようなスクリーンがないぐらいで、プレミアム、エコノミーとも特にせまい感じはしない。
シートは全て皮張仕様で高級な感じ。
一説によると、機内清掃簡略化のために皮張にしているとか。
わかりやすく言うと、掃除せずに皮張でごまかしてるってこと?!
けど、機内は清潔な感じで、気になることといえばヘッドレストのカバーが無いことぐらいだったかな。
機体はA320-200。
他社の中古機ではなくエアバス社から直接購入の機体。
プレミアムクラスのフルフラットシートは超快適。
腰痛持ちでも安心である。
ただ、ちょっと無駄にしてしまったのは、有料の機内サービス。
基本的に座席以外は全てが有料。
飲料水を含め、事前予約していないものは、機内で全て現金払い。
カードは使えないし、売り切れの場合は買えない。
手荷物の預託、機内での食事、ブランケット類、映画・ゲーム用のタブレット端末などはチケット購入時に同時に予約・支払いする方が安いので、わが輩も事前購入。
ところが、プレミアムシートには、食事、ミネラルウォーター、ブランケット、枕がセットになっていて、おまけに手荷物預託も25Kgまでフリーになる。
わが輩は、後日にプレミアムシートにグレードアップしたため、先に予約・支払いしていた機内食、ブランケット類、手荷物預託料が二重払いで無駄になってしまった。
AIR ASIAは何があっても返金してくれない。
それがルールだとのこと。
けど、それでも安いので諦めはつくが・・・。
***************
格言その1
LCCは、まず座席だけ予約・支払いをして、出発直前に必要に応じてその他のオプションを購入すべし!
***************
約6時間40分の快適なフライトでKLIA(クアラルンプール国際空港)のLCCT(ローコスト専用ターミナル)に到着。
KLIAは、その敷地面積が成田空港の10倍、10,000haの超巨大空港である。
そのメインターミナルは日本人の建築デザイナー、故黒川紀章さんの設計でとても機能的で美しい。
わが輩が降り立ったのは、そのターミナルとは別の巨大空港の一角にある貨物ターミナルの横、LCC専用ターミナルである。
実に簡素。
ボーディングブリッジなんてものはない。
猛スピードで貨物を運ぶ車両の間を、ぞろぞろ連なってターミナルまで歩く。
LCCTは、天井が高く倉庫のような作り。
それもそのはず、貨物ターミナルに隣接しているため、いつでも貨物ターミナルとして改装できるようになっているらしい。
しかし、とても機能的で活気に満ち溢れている。
到着したのは深夜だったにも関わらず、ターミナルの周辺は人がごった返していて、まさに東南アジアの船着き場か長距離バスのターミナルといった感じ。
その日の宿泊は、KLIAメインターミナル横のPan Pacific Kuala Lumpur International Airport Hotel
LCCTからKLIA行きの空港シャトルバスに乗り込む。
冷房は効いているが、お世辞にも快適なバスとは言えない。
猛スピードで走行している最中に車内に明かりがついたと思うと突然ドア開く。
時速80~100Kmぐらいのスピードだと思うが、そのまましばらく走り、その後、徐々にスピードが落ちてバス停らしきところに止まりかけたところで空港従業員らしき人たちが順におりてゆく。
効率がいいというか、息がぴったりというか・・・
はたしてこの運転で、この車両で、日本で営業許可がおりるだろうか・・・。
細かいことは考えないことにして、約10Kmの行程で1人2.5RM(約70円)
巨大空港の縁を回っての移動、同じ空港内でのこの移動距離を考えただけでも、いかにバカでかい空港かということがよくわかる。
KLIAターミナルに到着。
ガラっと雰囲気が変わる。
閑静な落ち着いた雰囲気。これこそ、何回か訪れているKLIAだ。
LCCTとKLIA。
とても同じ空港とは思えない。
しかし、この二面性がKL(クアラルンプール)の街そのものを表しているのかもしれない。
古いものと新しいもの。
精神的なもの、伝統的なものを大切にしつつ、効率化、近代化を推し進め、今や東南アジアの中心的最先端都市へと発展した。
このバランスこそが、今の我が国が忘れかけているアジア的な絶妙なバランスのような気がする。
アメリカ的合理主義一辺倒では未来がない。
今こそ、マハティール元首相が唱えた「ルックイースト政策」を、我が国が逆に実践する時なのかもしれない。
ターミナルのこと、フライトアテンダントのことでまだ少し書きたいこともあるけれど、この価格でこのクオリティー、わが輩的には「マル」である。
とりあえず、今日はここまで。
続きのKL観光、ランカウイ島滞在はまた後日ということで・・・。
昨日マレーシアから帰国。
ちょっと遅めの夏休みを満喫してきました。
5回目のマレーシア訪問、自転車を持たずに渡航するのは初めて。
そして、自転車を持たずに奥方と海外に行くのは新婚旅行以来である。
今回利用したのは AIR ASIA X。
期待と不安のLCC初体験。
往路の片道運賃は、1人10,000円。
それに特別キャンペーンの追加料金320RM(1RM=約27円)を追加すれば、プレミアムクラス、いわゆるビジネスクラスにグレードアップできる。
グリーン車で東京に行くより安いのでは!
迷うことなくグレードアップ!
関西国際空港からの搭乗は、他社と同様ボーディングブリッジからの搭乗で全く違いを感じない。
機内には他社のようなスクリーンがないぐらいで、プレミアム、エコノミーとも特にせまい感じはしない。
シートは全て皮張仕様で高級な感じ。
一説によると、機内清掃簡略化のために皮張にしているとか。
わかりやすく言うと、掃除せずに皮張でごまかしてるってこと?!
けど、機内は清潔な感じで、気になることといえばヘッドレストのカバーが無いことぐらいだったかな。
機体はA320-200。
他社の中古機ではなくエアバス社から直接購入の機体。
プレミアムクラスのフルフラットシートは超快適。
腰痛持ちでも安心である。
ただ、ちょっと無駄にしてしまったのは、有料の機内サービス。
基本的に座席以外は全てが有料。
飲料水を含め、事前予約していないものは、機内で全て現金払い。
カードは使えないし、売り切れの場合は買えない。
手荷物の預託、機内での食事、ブランケット類、映画・ゲーム用のタブレット端末などはチケット購入時に同時に予約・支払いする方が安いので、わが輩も事前購入。
ところが、プレミアムシートには、食事、ミネラルウォーター、ブランケット、枕がセットになっていて、おまけに手荷物預託も25Kgまでフリーになる。
わが輩は、後日にプレミアムシートにグレードアップしたため、先に予約・支払いしていた機内食、ブランケット類、手荷物預託料が二重払いで無駄になってしまった。
AIR ASIAは何があっても返金してくれない。
それがルールだとのこと。
けど、それでも安いので諦めはつくが・・・。
***************
格言その1
LCCは、まず座席だけ予約・支払いをして、出発直前に必要に応じてその他のオプションを購入すべし!
***************
約6時間40分の快適なフライトでKLIA(クアラルンプール国際空港)のLCCT(ローコスト専用ターミナル)に到着。
KLIAは、その敷地面積が成田空港の10倍、10,000haの超巨大空港である。
そのメインターミナルは日本人の建築デザイナー、故黒川紀章さんの設計でとても機能的で美しい。
わが輩が降り立ったのは、そのターミナルとは別の巨大空港の一角にある貨物ターミナルの横、LCC専用ターミナルである。
実に簡素。
ボーディングブリッジなんてものはない。
猛スピードで貨物を運ぶ車両の間を、ぞろぞろ連なってターミナルまで歩く。
<帰り、昼間に写した写真> |
LCCTは、天井が高く倉庫のような作り。
それもそのはず、貨物ターミナルに隣接しているため、いつでも貨物ターミナルとして改装できるようになっているらしい。
しかし、とても機能的で活気に満ち溢れている。
到着したのは深夜だったにも関わらず、ターミナルの周辺は人がごった返していて、まさに東南アジアの船着き場か長距離バスのターミナルといった感じ。
その日の宿泊は、KLIAメインターミナル横のPan Pacific Kuala Lumpur International Airport Hotel
LCCTからKLIA行きの空港シャトルバスに乗り込む。
冷房は効いているが、お世辞にも快適なバスとは言えない。
猛スピードで走行している最中に車内に明かりがついたと思うと突然ドア開く。
時速80~100Kmぐらいのスピードだと思うが、そのまましばらく走り、その後、徐々にスピードが落ちてバス停らしきところに止まりかけたところで空港従業員らしき人たちが順におりてゆく。
効率がいいというか、息がぴったりというか・・・
はたしてこの運転で、この車両で、日本で営業許可がおりるだろうか・・・。
細かいことは考えないことにして、約10Kmの行程で1人2.5RM(約70円)
巨大空港の縁を回っての移動、同じ空港内でのこの移動距離を考えただけでも、いかにバカでかい空港かということがよくわかる。
KLIAターミナルに到着。
ガラっと雰囲気が変わる。
閑静な落ち着いた雰囲気。これこそ、何回か訪れているKLIAだ。
<広大な敷地をトラムが発着ゲートまで乗客を運んでくれる> |
LCCTとKLIA。
とても同じ空港とは思えない。
しかし、この二面性がKL(クアラルンプール)の街そのものを表しているのかもしれない。
古いものと新しいもの。
精神的なもの、伝統的なものを大切にしつつ、効率化、近代化を推し進め、今や東南アジアの中心的最先端都市へと発展した。
このバランスこそが、今の我が国が忘れかけているアジア的な絶妙なバランスのような気がする。
アメリカ的合理主義一辺倒では未来がない。
今こそ、マハティール元首相が唱えた「ルックイースト政策」を、我が国が逆に実践する時なのかもしれない。
ターミナルのこと、フライトアテンダントのことでまだ少し書きたいこともあるけれど、この価格でこのクオリティー、わが輩的には「マル」である。
とりあえず、今日はここまで。
続きのKL観光、ランカウイ島滞在はまた後日ということで・・・。
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