2011年9月30日金曜日

ピスト、自転車の立場

9月30日(金)


今朝は、頭が痛くて、心拍数も55と少し高く、天気もはっきりしない曇りだったので、朝練はお休みにして二度寝した。

ところで、チュートリアルの福田という輩(お笑いタレントらしい)が、ブレーキなしピストで街乗りしていたとして検挙されたらしいが、そのテレビ報道について、ちょっと疑問を感じたのは、わが輩だけ?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110929/t10015933961000.html

何が疑問かというと、昨夜、NHKニュースで、原稿を読み上げる間に流していた映像。
それに嘘と意図的な誇張を感じたのだが・・・。

映像に映っていたものは、
①ペダルと止めても後輪が回転している競技用自転車(ブレーキワイヤーもあり、明らかにピストではない)
②人で混み合う横断歩道で強引に人前を横切る自転車の連写

①は視聴者に誤解を与える映像だよね。
知らない人には、ドロップハンドルの自転車は全てピストで、悪いものだという印象を与えてしまうのではないか。
ピストについての報道なのだから、ブレーキなしのピストだけを写せばよいではないか。
一部の人たちに、「イスラム教徒=テロリスト」というイメージを植え付けたマスコミの犯した悪行を繰り返すのか。

②は、こんなに誇張した映像だけを流さなくてもいいのに・・・と思った。
たしかにそういう人はいるし、平気で信号を無視する人、反対車線を走行する人、耳にイヤホンを突っ込んで走っている人、日傘をさしながら走っている人、歩道を我がもの顔で走る人、など悪い奴も多いが、そもそも、自転車が歩道をビュンビュン走れる法律があるということと、警官の怠慢なのか、取り締まりが甘いということもそれを助長しているように思う。
そもそも、自転車で歩道を走れる国は、世界の中でも日本と北朝鮮だけだよということを聞いたことがあるが。
そんな中でもまじめにルールを守っている人もたくさんいる。
そういう人のことも合わせて、ちょっとだけでも紹介してくれてもいいのに・・・と思うのだが。

天下のNHKがこんな映像を流すのだから、他社も信用できない。
マスコミ報道を鵜呑みにするのではなく、中立であるために、常にいろんな角度から物事をみていかないと危険だなと、改めて感じたのであった。
映像が人に与える影響は想像以上に大きいものだ。

最近、自転車に乗る人が多くなってきたことは良いことだと思うが、それに比例するようにルールを守らない人が増えているのも事実。
これは、乗らない人には当然、真面目に乗っている人にも迷惑な話だ。

わが輩が思うに、スイスのように自転車に自賠責保険加入を義務付けて、同時に車道での権利も保障して(原付バイクと同様な扱い)、乗る人も車両を運転するという自覚を持って乗るようにするのも一つじゃないかな。
そうすれば、皆が自転車を粗末に扱わなくなり、放置自転車も減り、使い捨て感覚の粗悪な自転車もなくなるのではないだろうか。
そもそも、法律で自転車はクルマと同じ分類の車両なんだから。

やっと金曜日だ。
バカンス明けの今週は長かった。
疲れた。

【今日の運動】
ローラー台: 20分
体幹筋トレ: 2セット





1 件のコメント:

はいどおじょ さんのコメント...

自転車競技をするねこ蔵さんならではのするどい指摘です。自転車に詳しくないからほんと勘違いしてしまいそうな報道は、これにかぎらず怖いですよね。
仕事のストレスはおしゃべりするだけでも発散になるのでいつでもどおじょ。
わんわん