2011年10月21日金曜日

カダフィー大佐のこと、バイクの夜練のこと

10月21日(金)
今朝は起きられず。
せっかくの気持ちいい秋晴れだったのに、今日は朝練なし。

朝のテレビでは、カダフィー大佐殺害のニュースが。
なんだかひどい映像も流れていた。
ボコボコに殴られ、蹴られ、引きずりまわされて射殺。
これって正義?と疑問に感じるのは、わが輩だけではないと思う。
仮にも一国の元首だった人でしょ。
捉えられてすでに抵抗する術もないわけだし、少しは敬意を持って接してもいいと思う。
引きずりまわして射殺と裁きによる死刑とは全く意味が違う。
彼の独裁がどんなに酷いものだったのか、それを知らないわが輩がとやかく言うことではないかもしれないが、憎しみを憎しみで返せば、またそれが憎しみとなって帰ってくるのではないか。
日本の武道では、うち負かした相手に対しても敬意を払うのが礼儀である。
そんな日本で生まれ育ったわが輩には、リビアの現状にどうも違和感を感じてしまう。

第二次世界大戦中に、日本軍の特殊潜航艇がシドニー湾に侵入し攻撃した。
その特殊潜航艇はオーストラリア軍の反撃により撃沈され、日本兵4人が死亡したという出来事があったらしい。
当時のオーストラリア軍司令官グールド少将は、戦死した日本兵の勇気を讃え海軍葬を執り行ったという史実がある。
そのとき、国内からの反発に対して、少将はラジオで次のように演説した。

「私は敵国軍人を海軍葬の礼をもって弔うことに反対する諸君に聞きたい。勇敢な軍人に対して名誉ある儀礼をつくすことが、なぜいけないのか。勇気は一民族の私有物でもなければ、伝統でもない。これら日本の海軍軍人によって示された勇気は、誰も認めるべきであり、一様に讃えるべきものである。このように鉄の棺桶に乗って死地に赴くには、最高度の勇気がいる。これら勇士の犠牲的精神の千分の一でも持って、祖国に捧げるオーストラリア人が、果して何人いるであろうか。」
ニューサウスウェールズ州立図書館、ミッチェル・ライブラリー蔵 ラジオ原稿抜粋)

敵国兵をも敬う心。
相手を思いやる心は日本人に限ったことではないと思う。
武士道、騎士道というものなのだろうか。
リビアはこれからどんな国になるんだろう・・・。

今日は朝練に行かなかった分、夜練に行った。
北山橋から上賀茂、静市、江文峠を越えて大原まで行くつもりだったが、江文峠にさしかかったところで雨が降りだし、頂上付近で本降りになったので、そこで引き返した。
月明かりのない夜の峠道、雨降りの夜の下り、こんな条件で自転車になんか乗るものじゃないということを学んだ夜練だった。
無事に帰れたよかった。

【今日の運動】
バイク: 27.6Km
体幹筋トレ: 2セット

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