さよなら原チャリ君

９月２５日（水）

長年、通勤でお世話になっていた原チャリ君。
10年以上の間、いつも近くに止まっていた原チャリ君。
今日で廃車となりました。

一か月ほど前から急に、走行中にエンジンの出力が落ち、スロットルを回しても反応しない症状が時々出ていた。

そして、最近、走行中にエンジンが切れてしまうことがあった。
一番怖かったのは、右折の信号待ちをしていて、直進のクルマが途切れたときに右折を始めて、その途中でエンジンが止まったとき(*_*;
交差点の真ん中でパニックですわ！
両足のふくらはぎが攣ってしまうほど必死に足で地面を蹴ってその場を逃れ、なんとか直進車を避けることはできたけれど、このままでは自分の命が危ないと思った。

そして今日。
途中の踏み切りで電車待ちをしているときからエンジンがプスプスといい出し、途中で止まってしまった。
そこから原チャリ君を押しながらダッシュしたけれど仕事に遅刻。

もう限界だね。
長い間よく頑張ってくれたよ。


汚れていた車体をきれいに拭いて、ミラーもピカピカに。
仕事を少し早目に終えて、お店まで最後のライド。

最後に給油したとき、まさかあれが最後の給油になるとは思わなかった。
今日家を出るとき、原チャリ君がこのガレージを見るのが最後だなんて思わなかった。
通勤にチョイ乗りしていただけなんだけど、意外と思い出は多いな～としみじみ感じた。

ピカピカに磨いたミラーには、とても綺麗な夕焼けが写っていた。
原チャリ君のミラーに写る景色がこんな綺麗だったとは、最後の最後、今日初めて気がついた。
10年以上ものあいだ、本当にありがとう。
おつかれさま。

原チャリ君の廃車手続き後、ヘルメットだけ持ってバスの乗って帰宅。
ヘルメットを見てると、急に寂しさがこみあげてきた・・・。
さよなら。