2013年1月14日月曜日

爆弾低気圧

1月14日(月)


天気予報どおり、未明から雪。
朝、窓の外はこんな感じ。
昨日の快晴ぶりから、えらい変わりようだ。



夜明け前から除雪車が道を開けてくれているが、掻いても、掻いても、すぐに道は埋まってしまう。



こんな深雪、昔ならフカフカ雪を求めて、オフピステに繰り出していたにちがいない。
けど、もう若くない。
朝食後、「酸性硫化水素泉、ph3.2」の名湯に浸かり、雪見露天風呂を楽しみ、そして、荷物をまとめることにした。

11時ごろ、ちょっと早いが、途中で少し遠回りして、平湯温泉でみちくさを・・・と計画して出発。
そのとき、すでに道路はこんな感じ。
道は何処?
クルマの底を擦りながら、山を下る。



いくつかトンネルを抜けたところで最初の渋滞。
次のトンネルの出口が雪崩でふさがったとのこと。
えらいこっちゃ。

しばらくすると、後方から除雪車が到着。
しかし、渋滞するクルマが道を塞ぎ、除雪車は前進できない。

その次、降りてきたのは自衛隊の四輪駆動車だった。
雪中訓練の帰りか、スキーを積んでいた。
すぐさま、隊員は無線機を持って前方へ走る。
そして、運転手たちも協力しあって滑るクルマを押して道を開ける。



わが輩は、運良くトンネル内で待機することができた。



ちょうど道が空いたころ、山からもう一台の除雪車が到着。
そして、ほどなく開通。
長野県土木部の職人技と自衛隊員の迅速な行動に感服。
そして、通りすがりの人々が協力し合う姿を見て、この国もまだまだ大丈夫かも、と思った。



県道をぬけて、国道に出れば大丈夫と思いきや、国道158号線、奈川渡ダムの手前のトンネル内でまた止まってしまう。


また後ろの自衛隊車から隊員が前方へ走る。
こんな時、本当にたよりになる。
彼らが近くにいるだけで、安心感がちがう。

が、しかし、今回の渋滞はちょっとやそっとでは動かなさそう。
前方でスリップ事故があり、その処理が終わったと思ったところで雪崩が発生。
それも数カ所同時に雪崩がおきているとのこと。
2時間ほど待ったが、ほとんど前進せず。
国道事務所からの情報によると、片側車線を確保して交互通行させているというのだが、Twitterの情報によると、長野県内中央道が通行止とのこと。
止まっているなら松本に行く意味がない。
野麦峠も通れないみたい。
ということは、国道158号線を引き返して、高山経由で帰ろうか。
友人からの情報によれば、東海北陸自動車道は降っていないとのことだったので、Uターンにかけることにした。


国道158号、酷道158号を高山方面へ。
途中、平湯で遅い昼食を取り、非常食を買いこんで、3時過ぎに再出発。

平湯トンネルを抜けて、雪道を後はひたすら下るだけ。

東海北陸道は快適。

一宮ジャンクションで名神高速へ。
やっと帰ってきた。


名神は、スキー客が中央道で足止めされている影響か、連休最終日とは思えないほどスムーズだった。

先週1週間、馬車馬のように働き、この三連休はじゃじゃ馬のように遊んでやろうと、金曜日にぶっ飛ばして信州まで行ったが、じゃじゃ馬のような爆弾低気圧に翻弄された最終日だった。

さすがに疲れた。
けど、やっぱり楽しい。
やめられない。






 

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