2013年8月10日土曜日

阿蘇ー霧島ー鹿児島、飽食の九州旅行

8月10日(土)

九州旅行4日目、南阿蘇のホテルを出て阿蘇山火口へ。
硫黄の匂いが立ち込める中、水蒸気と火山ガスの噴き出し口がはっきり見える。

写真をパチリ、パチリと写している間に風向きが変わり、急に喉と肺に痛みを感じた。
火山ガスだ。
監視員から避難指示があり、見学者が一斉に緊急避難。



喉、鼻そして肺の奥まで痛くて息が苦しい。
喘息持ちであること再認識。
明らかに人よりダメージが大。(>_<)
おそるべし、火山ガス。


自転車で走りたくなるような気持ちの良い道路を走り、大観望を経由して霧島へ。





この日の宿泊は、秘湯、霧島温泉の旅行人山荘。
これがまた、素晴らしい宿だった。


落ち着いたロビー。


ホテルの敷地、裏山を散策していると、野生の鹿に遭遇。
よくあることらしい。


裏山を奥に進むと、美しい滝がある。


そして、この裏山の中には、貸切露天風呂が2カ所あり、またそれが素晴らしい。

その露天風呂の後は、部屋のバルコニーで夕陽を見ながらまず一杯。


日が落ちると気温も下がり、エアコンいらず。
虫の声を聞きながら、刻々と色が変化する景色を肴に最高のビール。


夕食後は、またバルコニーで星座観察。
さそり座、いて座付近に天の川もはっきりと見える、満天の星空。

中庭に何か気配を感じて目をやると、鹿の親子が。

大自然に身を任せ、虫の声を聞きながら星を眺める。
露天風呂からの眺める星空も圧巻。
眠ってしまうのがもったいない、と思うほど贅沢な夜。


翌朝は、目覚めるとすぐに、すっかりお気に入りの場所となったバルコニーへ。

錦江湾方面を見おろすバルコニー。
霞んで桜島は見えないものの、噴火の証し噴煙が見える。
あそこが桜島。


下に眼をやると、来てる、来てる。
朝から、今日は二家族か。


旅行人山荘。
変わった名前だけど、とても素晴らしいお宿。
しかも、チェックアウトのとき、清算してビックリ。
一人分の宿泊費かと思って聞きなおしてしまうほど安い。
あんなに美味しい夕食と朝食が付いて!!

日本一の温泉は?と聞かれると、今は自信を持って、霧島温泉 旅行人山荘と答えるでがす!


旅行人山荘を出て、この日は鹿児島へ向かう。
島津藩の別邸があった仙厳園へ。
桜島を愛でながら、島津斉彬、久光など、世界を見据えて先見の明を持って行動を起こし、人材を育てた殿様たち、そして、命をかけて日本の近代化の基礎を築くため尽力した薩摩の先人たちに感謝。




長崎、熊本と同様、鹿児島の市電も機能的で美しい。
京都の市電を撤去されてしまったことが本当に悔やまれる。

 
 
 
夜は鹿児島市内散策の後、飽食の九州旅行最後の夕食へ。
 
美しい外観の老舗デパート山形屋の横からアーケードを潜って、
 

地元チックな居酒屋へ。
薩摩地鶏、黒豚のしゃぶしゃぶ、さつま揚げ、錦江湾産のお刺身を肴に芋焼酎をガンガン飲んで、
さあ、何kg増えた?!

とにかく九州は食べ物が美味しかった。




噂どおり、鹿児島の街は不自然なほど銅像が多かった。
バス停にも、


交差点にも、なんか不自然。


この御方の銅像は、全く不自然ではないが、

 
鹿児島中央駅前のこれはやっぱり不自然な感じが・・・。
 

帰りは初の九州新幹線「さくら」に乗車。


2列-2列の落ち着いた広々シート。
とてもよかった。


地鶏弁当と、

さつま揚げで、余韻を楽しみながらの新幹線の旅。


4時間弱で新大阪に到着。
そこから東海道新幹線に乗り継いで京都駅へ。

家までもう少し。京都駅にて小休止。
薩摩から江戸まで、島津の殿様の参勤交代はさぞかし大変だっただろうな…と、思いを馳せながら一杯。


実に素晴らしい、九州飽食の旅であった。

 

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